人事における Human Resources Shared Services

人事における Human Resources Shared Services

この記事では、人事における Human Resources Shared Services について解説します。
Clock Icon2024.12.09

こんにちは。人事グループ・組織開発室に所属し、組織開発を担当しているてぃーびーです。

人事領域の分類として CoE(Center of Excellence), HRSS(Human Resources Shared Services) , HRBP(Human Resource Business Partner)があります。この記事では、人事における Human Resources Shared Services について解説します。

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人事における Human Resources Shared Services とは

Human Resources Shared Services (以降は HRSS と表記) とは人事業務の定型的なプロセスを集約し、効率化を図る専門部門です。人事全体の運営コストを削減し、標準化された高品質なサービスを提供することを目的としています。

HRSS における重要な要素

HRSS において重要な要素には以下のようなものがあります。

  1. プロセスの標準化: 人事業務の手順を標準化し、一貫性のあるサービスを提供すること
  2. 高度なシステム活用: 人事情報システム(HRIS)や勤怠管理ツールなどのデジタルツールを活用して業務を効率化すること
  3. コスト効率: 重複業務や非効率を排除し、運営コストを削減すること
  4. 問い合わせ対応: 従業員からの質問や依頼に迅速かつ正確に対応する仕組みを整備すること
  5. データ管理: 従業員データや業務プロセスデータを正確に管理すること
  6. レポーティングと分析: 業務データを分析し、定期的なレポートを作成し、意思決定に役立つ情報を提供すること
  7. 柔軟性とスケーラビリティ: 組織の変化や成長に合わせてサービスを拡大・調整できる柔軟性を持つこと

人事における役割別の HRSS の例

人事における HRSS の例には以下のようなものがあります。

主な職種 該当業務
給与計算 ・月次・年次の給与計算
・残業や勤怠データの取りまとめ
福利厚生管理 ・社員向け福利厚生プログラムの運用
勤怠管理 ・勤怠データの収集と確認
・勤怠システムの運用とトラブルシューティング
人事データ管理 ・入退社、異動、昇進などの人事データの更新
・従業員データベースの維持と整備
人事手続きサポート ・入社・退社・転勤に伴う手続きの実行
・人事ポリシーやルールに基づく業務運用
問い合わせ対応 ・社員からの問い合わせ対応
・FAQやポリシーガイドラインの提供

組織開発室での HRSS の例

組織開発室の業務のうち、 HRSS の特性がある業務には以下のようなものがあります。

人事評価制度

人事評価制度における、スケジュールの周知・評価関連のツールや目標管理のフォーマットのメンテナンス・問い合わせ対応など。特に目標設定、中間レビュー、評価、評価フィードバックなど評価上のイベントがある時期には問い合わせ量が多くなりがちです。

エンゲージメントパルスサーベイの運用

サーベイの実施、レポート作成、結果の周知など。

この部分については、エンジニア出身のハヂメが安定し、効率よく運用できるアンケートの実施プロセスや、レポートの作成プロセスを整え、継続改善をしてくれています。

採用分析レポートの作成

毎月の採用の歩留まり状況を分析するレポートを自動化し、月次でレポートの出力とマネージャー陣への共有をしています。

詳しくは以下の記事を参照ください。

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